コスタリカ共和国の話 1

コスタリカの生物多様性 旅行
中米の国コスタリカは生物多様性の国で有名です。

 コスタリカ共和国とは

 コスタリカの地理

 コスタリカ共和国とは、日本から約13,000キロ離れたところにある、カリブ海と太平洋に挟まれたアメリカ大陸のくびれ部分にある国です。

 面積は、51,100平方kmで、日本の北海道(78,000平方km)より小さく、四国と九州をあわせたくらいの面積です。

 コスタリカの人口

 人口は約500万人(2024年)で、大阪府の約884万人より少ない人口です。

 コスタリカの歴史

 1502年、コロンブスが初めてコスタリカへ上陸し、その後スペインの植民地となりました。

 1821年9月15日、スペインから独立しました。この日は独立記念日としてみんなでお祝いします。

 コスタリカの知名度

 映画ジュラシック・パークのモデルにもなったココ島があり、ジャングルのイメージが強いですが、実は軍隊を廃止し平和憲法を持つ国でもあります。また、最近はサッカーワールドカップでの活躍やテレビで取り上げられることもあり、徐々に日本にも知られてきていて嬉しいです。

 コスタリカにおける日本の知名度

 コスタリカでも日本は有名です。「トヨタ」「ホンダ」「日産」などの日本車ブランドは強力で、多くの人が日本車を愛用しています。

 コスタリカを支える生物多様性

 エコツーリズムの発祥の地

 このことは、あまり知られていないかもしれませんが、コスタリカはエコツーリズムの発祥の地と言われています。それは、コスタリカにたくさんの生き物が住んでいることとも関係します。

 エコツーリズムとは

 従来の開発型観光(例えば、ビーチ横にホテルリゾートを建設するなど)の観光施策ではなく、自然を破壊しない方法で、なおかつ観光客を呼び込もうという手法です。

 例えば、キャノピーというアトラクションがあります。

キャノピー

 これは元々、研究者たちが自然を壊さずにジャングルの奥地へとスムーズに移動するため、木と木の間にロープを張って、移動したことから、今ではツーリズムのアトラクションとして楽しまれています。

 生物多様性の国

 何より、世界でも稀に見る種の多様性を持つコスタリカ。

イグアナ
道を横断するイグアナ

 日本では珍しい生き物が、自然のままの姿で見ることができます。

 近年、動物園を廃止する動きがあり、コスタリカの国自体が動物園のようになっていくかもしれませんね。

 生物多様性の根源には多様な地形がある

 コスタリカが生物多様性の国であるのは、その地理的な要因が大きい。

 まず、南北アメリカをつなぐ狭い大陸のくびれにあるので、生物が移動する際はコスタリカを経由していく。

 また、コスタリカはカリブ海プレートと太平洋プレートの境界にあり、隆起した山々は富士山を超える高さのものもある。

 地下のマグマが噴き出し、活火山もあるため硫黄を含んだ土壌や火山灰の土壌から育つ多様な植物と、多様な植物に住み着く多様な生物といった具合です。

 山の中腹にあり、一年中霧が立ち込めているモンテベルで国立公園では、特に多くの爬虫類、鳥類、昆虫が見られるので、多くの旅行者が訪れます。

モンテベルデ国立公園
一年中霧が立ち込めるモンテベルデ国立公園

 私たちが訪問したときも、多くの観光客がいましたが、それよりも夜間の風が吹き止まず、気温も下がって寒さを感じながら寝たことを覚えています。

 まとめ

 コスタリカ共和国は、中南米にある北海道より小さな国ですが、多様な種類の生物がいるため、多くの研究者や観光客が訪れます。日本からは直行便は無く、約20時間くらいかかりますが、目の前で野生の動物や生き物が自然のままの姿で見られる風景に感動します。なかなか行くことは難しいですが、私の母国なので、これからも皆さんに知ってもらえるよう、レポートしていきますね。

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